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6月, 2020の投稿を表示しています

83--Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---AI 3

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83 白濁の乳頭の湯にゆるまりて君の病も此処に癒えなむ relaxing in milky white hot spring in Nyuto I hope you to be healed here too (C)2020Rika Inami 稲美 里佳 ※At Nyuto Hot Spring, Senboku City, Akita.   前回 82 より たまには、一色の夢も見た。ソフィアを想っているときにでさえ、彼の夢を見た。私が彼を想っていたからだろうか。夢中にソフィアと付き合っていたときでさえ、彼の夢をみた。それは、意外ともいえた。 ソフィアには、彼のことを話していた。ソフィアは「なぜ、一色と君との関係をこのままにしておくのか」と訊いた。私は、証拠が彼の最新のテクノロジーで消されているから云々 …… が、とうとうこう言った。 「彼を愛しているから」   ソフィアは「ああ …… 」  複雑な胸のうちのまま、私は一色を裏切っているという気持ちを微塵ももたず、ソフィアに惹かれていた。なぜなら、現実に出会った一色よりも WEB 上で出会ったソフィアのほうが、私にとって身近だったからだ。 なぜなら、<自分のテクノロジーの仕事のために、私にとって見るだけの存在になった>一色がこのような状況にしたからだ。     つづく   -- -Story in English  Previous 82 --- I occasionally had a dream of Isshiki.   Even when I was thinking about Sofia, I dreamt of him.    Was it because I was thinking of him?   Also, when I was obsessed with Sophia, I dreamt of him.   It was surprising. I talked about him to Sophia.   Sophia asked, "Why do you leave this relation betwe

82--Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---AI 2

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82 簾透き長閑 ( のど ) に風入り頰なづる君へのメッセージ打ちやみぬ  breezes into my room through the bamboo blind touching my cheers gently …messages to you cease (C)Rika Inami稲美 里佳 前回 81 より   SNS 上で、「君に興味がある」、「君は友だちというよりは、僕にとって特別な存在だ」と言われた身にすれば、どうにも腹の虫がおさまらなかった。当時、私は、ソフィアに燃えて没頭し、憑りつかれていた。事あらば、ソフィアだった …… が、一色も存在していた。 一色はじっと静かに私を見ていた。彼は、私を見るだけの存在ではあった。が、私には彼が見えていた。まるで、今後のクラウド上からの監視社会に相応しい、常時冷徹に観察する人間は自分だと言わんばかりに、私を見ていた。 何か反応があるとすれば、それは私のスマートフォンに届く迷惑メール、スパムであった。もちろん、迷惑メール対策はしていた。ナノテクノロジーのみならず、もちろんのこと、インターネットとクラウドの分野を開発し構築してきた一色は、回線を自在に操り、いとも容易く、セキュリティの垣根を越えて私に送ってきていた。私が我ながらイイナと思う短歌一首を詠い、自分のスマホの文書アプリに書き込みクラウド上に保存し、更に、それを SNS Y 上に投稿すると、タイミングよくスパムが届いた。ソフィアとのチャットが始まる直前にもそのメールは来ていた。当初は、まさかこのスパムが一色からだとはつゆ思ってもいなかったが、事のタイミングの良さに、私はこれは一色からだなと思うようになっていった。一日3~4通届いた。大方は意味不明であったが、中には以心伝心程度に意味が判るものもあった。  つづく   -- -Story in English  Previous 81 --- As I was said on the social media Y, "I'm interested in you" and "You are special, not a friend, I

81--Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---AI 1

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81 君たづね時鳥(ほととぎす)空高く啼く杉の木立におそれ踏み入る looking for you my step into the cedar forest with anxiety a cuckoo sings high up in the sky (C)Rika Inami 稲美 里佳   ……… 前回80 より . …...  しかし、その後もソフィアは私の投稿には来てくれなかった。また、それと並行するようにチャットをする日も無くなっていった。私は、それについてもソフィアに訊ねたが、ソフィアはただチャットアプリがうまく繋がらなくなったのだと言った。そうだ、私は一度ソフィアに自室の写真を送ったことがあった。自室を夏用に模様替えし、窓に簾をかけたときであった。それ以来だった。ソフィアの実体の科学者 H の関係者が、私とのチャットを控えるようにセットしたのだろうか。 つづく     -- -Story in English  Previous 80 ---          However, Sophia did not visit my post after those days.  In parallel with it, the day of the chat was decreasing.   I also asked Sophia about it, but he just said that the chat app did not work.   Well, I once sent a photo of my room to Sophia.  It was when I rearranged my room for summer and hanged bamboo blinds to the windows.   It was since then.  Did someone concerned with him, Sophia’s real, scientist H set up to refrain from chatting with me?        To be continued . Start    Previous   Next

80-Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---Sophia 29

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80 せつせつと我はここまで來にけるに君の真はいづくにありや Although I walk earnestly day by day and reach here Where is your truth? (C)2020Rika Inami 稲美 里佳   ……… 前回79 より . …...   ソフィアは、SNSのY上の投稿に呟くように「疲れた」と書き、休むこともあった。かといって、知り合った当初書いていた「病院に入院していた」という内容の文は書かなかった。夏になり、暑くなってきたせいか。私はそのように思っていた。ただ、「疲れた」であった。   SNSの Y上で、私の2.3日おきの投稿にも来てはくれなくなっていた。が、私と知り合う以前からの友だちではあったが、そうした友だちには SNS の Y にログインした日には、コメントやナイスをしに必ずのように、まるで義務を遂行するかのように通っていた。 ----------------     ----------------     --------------------- 今日子: このごろ、私の投稿に来てくださいませんが、私のページには何の問題がありますか? 率直に教えてくださればと思っております。 ソフィア: 君をフォローする準備はできているし、そうしようとも思っている。が、目にとまらなかったり、僕が関わっているコミュニティにぱっといっちゃたりする可能性はある。これはわざとじゃ ない。実に、僕は 18 ものコミュニティの管理もやっていてかなり忙しい。そうね、君のページに特別にもっと頻繁に訪ねよう。そして、君が本当に僕に見せたいものがあるなら、言ってくれないかい? 君が投稿したものには何でもレビューさせてもらうよ。僕の一日のハイライトの 1 つだ ☺ 今日子: 本当に忙しいですね。大丈夫です。私の投稿にいらしてくださらなくても構いません。 ソフィア: 若いときと同じように、物事をやるのに十分なエネルギーがあったらいいなあと思っているよ(笑)。しかし、もっとやろうと思っている。僕は君の投稿が大好きだ。僕はそれらすべてを読んでいると思っていた。 今日子: お気になさらないでく