63-Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---Sophia 12
63 ウイルスに WEB 界なほ展開し仮り世のうつつ然に変はるらむ the Web world is being developed more the temporary world’s reality is being changed so by Viruses (C)2020Rika Inami 稲美 里佳 … 前回 62より …… それは、私の思い込みであるかもしれなかったが、私は、ソフィアに宮沢賢治について、日ごろ考えている事を一気に話した。ソフィアが宮沢賢治について、よく知らないということとソフィアが巫女を気に入っているということが、私の心の留め金を緩めたのかもしれない。 ------------------- ------------------ ------------------- ------------------- ------------------ ------------------- -- 今日子:ありがとうございます。そこに書かれているように、彼は、仏教のなかでも日蓮という僧侶が説いた宗派の信者でした。その宗派は法華経を第一の経典としていて、彼の作品には法華経が表れていると言われています。 彼は仏教の経典を研究した末に法華経に帰依したと言われていますが、私は、もしかしたら、教義を研究してというよりは、寧ろ、その土地の影響があったのかと推量しています。 宮沢賢治は森羅万象に霊が宿っていると思っていたようです。童話を読んでいると、山の動物や植物や石が出てきて想いを語ります。彼の作品にはアニミズムがあると思います。彼の優しい語りはまるでそうした存在の声を聞き取っていたかのようです。彼にはシャーマンのような特別な霊感があったのではないかと思っています。 ここ秋田県の私がいる所には、シャーマンのように別世界、死者の世界と交信できる霊感のある人がいました。東北には、そういう人が多いらしく、やはり隣県の青森県というところでは、イタコと言われています。が、この辺りでは、「神さん」と言われています。私が知っているかぎりでは、神さんの祭壇では法華経を、霊を唱えて霊を呼び出していました。私は、霊感のある宮沢賢治は、もしかしたら、そうした法華経の霊能者に会っ