Tanka Poet, Rika Inami’s Blog. She writes Tanka-Novel at present, which is a science mystery and sci-fi. Through reading this, you will know her inner space. 歌人 稲美里佳のブログです。目下、短歌科学ミステリー小説を書いています。作品を通し彼女の内面世界が描かれています。
67 彼岸明け淡雪まひて肩に散る 微塵となり吾もかくあらばや at the End of Vernal Equinox faint snow whirling to my shoulders I, also, wish I became particles and faded so... (C)2020Rika Inami稲美 里佳 ……… 前回 66より . …... しかも私とチャットしている最中に、ソフィアは彼女らの投稿に行くのであった。 私は、きっと彼は私を特別に思っているに違いないと思い込んでいた。というのは、彼は、私を友だちではなく、「特別」と言っていたからだ。また、私にとっても、彼は私のスマホにバックドアから入ってきた人間で、私が書いたものや私の写真やその他もろもろの私についての事を知っている特別な存在であった。 今思えば、彼はそんな私を見て、面白がっていたのだろうか。だから、わざとらしく、チャット中に、彼女らに投稿に行ったのかもしれない。私という女の反応を見ていたのかもしれない。 私はといえば、そんないやらしい彼に嫌気が差してきてはいたが、彼以上に自分と適う人間はいないと感じていた。何かが一致していた。それはきっと …… 生きている立場、境遇、住んでいる場所等もろもろのこの世の違いを超えたところで …… 何かが一致していた。 つづく ----Story in English from Previous 66 --- And while chatting with me, Sofia went to read their posts. I was convinced that I must be more to him because he said I was not a friend but "Special." For me, he was also a special person who came into my smartphone fro...
66 碧緑の沼にしづみし魂は日のみたまひて言霊つむぐ a spirit sinking deep in a jade-green tarn spins soul of the word only with sunshine given by … (C)2020Rika Inami 稲美 里佳 ……… 前回 65 より . ….... ソフィアには女友だちが多かった。それは、はじめから解っていたことではあったが、チャット中に、会話の合間を縫って彼の女友だちが投稿した写真にナイスやコメントをしに行かれると、私の気持ちは大きく揺らいだ。 私は毎日投稿しなかったし、投稿しても写真を含めて2~3投稿ぐらいであった。が、彼の女友だちのなかには、数枚の写真投稿から世界の名画、世界遺産、科学もの、ニュース、自他含めた詩の投稿やらで、日に 1 0以上も投稿する女性もいた。そうしたソフィアの友だちは、私たちの共通の友だちでもあった。おそらく彼女たちは私のアカウントを介してソフィアと友だちになったのであろう。彼は、私の投稿にはせいぜい2投稿にナイスをしたりコメントしてくれるぐらいであったが、彼女らの投稿には、数枚の写真投稿全部に、あるいは、10以上の記事全部に、ナイスやらコメントをしていた。 つづく ----Story in English from Previous 65 --- Sofia had many female friends. I knew it since the beginning when I made a friend with him, but while we were chatting and talking, he commented and gave Nice to his female friends, and it made me feel very shaken. I didn't post every day, and even when I posted, I did only a few posts, including my original ph...
コメント
コメントを投稿