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6月, 2020の投稿を表示しています

80-Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---Sophia 29

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80 せつせつと我はここまで來にけるに君の真はいづくにありや Although I walk earnestly day by day and reach here Where is your truth? (C)2020Rika Inami 稲美 里佳   ……… 前回79 より . …...   ソフィアは、SNSのY上の投稿に呟くように「疲れた」と書き、休むこともあった。かといって、知り合った当初書いていた「病院に入院していた」という内容の文は書かなかった。夏になり、暑くなってきたせいか。私はそのように思っていた。ただ、「疲れた」であった。   SNSの Y上で、私の2.3日おきの投稿にも来てはくれなくなっていた。が、私と知り合う以前からの友だちではあったが、そうした友だちには SNS の Y にログインした日には、コメントやナイスをしに必ずのように、まるで義務を遂行するかのように通っていた。 ----------------     ----------------     --------------------- 今日子: このごろ、私の投稿に来てくださいませんが、私のページには何の問題がありますか? 率直に教えてくださればと思っております。 ソフィア: 君をフォローする準備はできているし、そうしようとも思っている。が、目にとまらなかったり、僕が関わっているコミュニティにぱっといっちゃたりする可能性はある。これはわざとじゃ ない。実に、僕は 18 ものコミュニティの管理もやっていてかなり忙しい。そうね、君のページに特別にもっと頻繁に訪ねよう。そして、君が本当に僕に見せたいものがあるなら、言ってくれないかい? 君が投稿したものには何でもレビューさせてもらうよ。僕の一日のハイライトの 1 つだ ☺ 今日子: 本当に忙しいですね。大丈夫です。私の投稿にいらしてくださらなくても構いません。 ソフィア: 若いときと同じように、物事をやるのに十分なエネルギーがあったらいいなあと思っているよ(笑)。しかし、もっとやろうと思っている。僕は君の投稿が大好きだ。僕はそれ...

79-Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---Sophia 28

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79 万葉ゆたたへふりきしエーテルか大輪の朴に原点を見る Aether… Has it flowed there since Manyo? I see the origin at the large flower, Magnolia ※日本語の短歌は「未来 812 」より From “Mirai 812”.Manyo means Manyo-shu (It is the oldest anthology of tanka. Manyo tanka pieces were said to be written  from the early 7 th century to around 780.) I translated my Japanese tanka published at "Mirai 812" into English  in order to post it here.  Mirai is a tanka association in Japan. (C)Rika Inami 稲美 里佳   ……… 前回78 より . …... 今日子:  私も同じです。インターネット無しでは、生きていられません。なかなか周りに気の合う人がいないので、ではもっと広い範囲でと、インターネットで交際範囲を広げたのですが、正解だったと思っています。  短歌についても、そうです。私は自然に恵まれた土地に住んでいます。そのせいか、環境が影響しているのか、どうも私は自然を詠う傾向にあるようです。以前、「もっと小さく身近に現実に即して」とか「ワイングラスをじっと見て、そんな雰囲気から歌を作ったら」等、短歌を作り始めた当初、人に言われました。私は、そのとき不思議に思いました。というのは、私の身近なことは自然であるので、私は私の身近さを私の内部の衝動から自然に詠ったつもりだったからです。詩や小説、文学には作者それぞれの生きる拠り所あるいは人間の視点が自ずと出てくると思います。 しばらく悩んだ末に、ならば世界ではどうだろうと思って、私は自作短歌を英訳してインターネットを通じて世界に投じてきました。そうして、...

78-Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---Sophia 27

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78 マルベリは唐紅(からくれなひ)に しみ小さき(ちさき)円ら ( つぶら ) 煌めき水無月あくる Mulberries dyed in crimson Rubies of a fruit twinkling …June starts (C)2020Rika Inami 稲美 里佳   ……… 前回77 より . …... 今日子: ありがとうございました。私もそう思います。私は彼女(今日子の友だち)に詩を書くことを勧めました。短歌を勧めもしましたが、制約のある定型詩ではなく自由詩が自分に適っているといって、詩を書いています。近くにある文学会にも参加して、詩は今、彼女の慰めになっています。 ソフィア: それは手ごろな目標だね。もしそれが彼女に幸せをもたらすなら、是非ともそれを奨励してください。あまり強く押しすぎないでね。押しすぎるということは、逆の反応を引き起こすことが多いようだ。 僕自身、アートと写真を追求してきた。 ソーシャルメディアの Y やその他のインターネットソーシャルデバイスでのチャットや技術的な援助に満足している。アーカイブをディスクに保存するまで、配分調整する必要はあるかもしれない。 今日子:  インターネットに関していえば、彼女のお母さんは理解がなく、インターネットをすることを嫌がります。彼女のお母さんは、今までインターネット犯罪をよく耳にしてきたので、嫌いなのだと思います。邪悪だとさえ言っています。とても現実的な人で、創造的な事、私たちがやっているような詩作や文学に無理解で無駄だと言っています …… 残念です。 ソフィア: 悲しいねえ。が、君たちは自分がやらなくちゃならないことはやると、僕は思う。僕はインターネットなしでは生きられない。 もし創造的なもの、芸術、音楽や詩作がなければ、人生は存分に楽しむには値しない、中身のない浮ついたものになるだろう。インターネットに関しては、確かに問題があるが、総じて、僕の人生にとっては最高の「もの」の 1 つであってきた。僕はそれなしではとても孤独になるだろう。 つづく   - -- -Story in English  Previous 7...