95--Poet of the Fifth Dimension 五次元歌人---AI 15
95 山並に流るる炎暑うすもやり樹々茫然と街道にそふ intense summer heat lingering on the mountains thin-mists over there shadowy trees standing vacantly along the roadside (C)2020Rika Inami 稲美 里佳 前回94 より ソフィアは自分の忙しさとフォロアーの全投稿を回れない事情を丁寧に説明してくれた。 ついに、業を煮やした私はついに単刀直入に切り出した。 今日子: ……あなたの友だちのシャーロットが私をフォローしてくれないので、残念です。去年から何回か申し入れましたが、無理でした。私は、多くの日本人が感じているように、人種差別を感じています。 組織について、表立って言えない私は、シャーロットのつれなさを人種差別にかこつけて言った。実際、彼女の冷たい触感に差別の視線を感じてもいたからだ。 今日子 : あなたはあなたの友だちは全員アガペーがあると言いましたが、私は疑っています。それぞれに委ねられていることなので、あなたが、それについて何も言えないのは解っています。が、日本人のあいだでは、そんな目に遭ったことはありませんでした。 ソフィア: シャーロットは大手術をしたばかりだ。僕は、しばらくの間、彼女の投稿を手伝ってくれるように頼まれたんだ。できるだけ彼女のことを見ているようにしている。彼女は個人的な投稿のほかに、オンラインビジネスの投稿もある。だから、以前ほどたくさんはやっていないので、以前のような状態に戻るにはまだ時間がかかるかもしれない。僕は、彼女がそんな状況だから、友だちを追加したくないんだと思っている。が、このことは、他の人には話さないでくれ。彼女個人のことでどれだけ公言していいか分からないからね。 正直なところ、ソーシャルメディア Y で知り合った人たちが、日本人に対して何かしらのネガティブな感情を抱いている様子は見られなかった。どちらかというと、日本人の文化、清潔で近代的な都市、ハイテクへのアプローチは賞賛されている。それに、多くの人がアニメや漫画に夢中になっている。もしかしたら、僕の目が曇っているのかもしれないが、もしそうしたことに気づいたら、僕は彼らにそれ言いたいと思ってい